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未払い残業代を取り戻すための請求方法

“未払い残業”の争いが増える、3つの理由

会社と従業員の間で未払い残業の争いが増えている背景を説明している記事です。

Business Media 誠:吉田典史の時事日想:“未払い残業”の争いが増える、3つの理由 (1/4)
http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1011/05/news009.html

これによると、

1.労働相談の件数が増えている
2.一部の弁護士や司法書士が専門のビジネスをしている
3.会社の時間管理が厳密でない


といったことが未払い残業代を巡っての争いが増えている原因ではないかということです。
ただ、1に関しては理由にはなっていないような気がします。会社と従業員の関係性がここ数年で大きく変わってきたことが理由としてあり、結果として労働相談や残業代を巡ってのトラブルが発生しているのだと思います。

終身雇用が幻想となってしまった現在では、会社に私生活を捧げることはできないと考える人が増えるのも自然なことだと思います。

2に関してですが、消費者金融で借金していた人の過払い金返還のビジネスが一段落して、未払い残業代請求に参入してきているのは事実のようです。
企業側はしっかりと対応を考えておかないと、予想外の出費が重なることになりかねませんね。
結局はルールや労働契約の内容よりも、人間関係の問題のほうが大きな要素だと思うので。

最後に時間の管理についてですが、多くの企業が厳密には記録していないのではないでしょうか。意図的に曖昧にしているならまだしも、悪質でない場合には企業側がすべて支払うということになるかはわからないと思います。



# by zangyoudai | 2010-12-26 18:37

厚生労働省による賃金不払残業(サービス残業)是正 合計約116億円

厚生労働省が毎年賃金不払い残業の是正のための監督指導によってどれだけの割増賃金が支払われたのかを発表しています。

平成21年度は、なんと約116億円が支払いされたとのことです。

是正された企業数は1,221企業にもおよび、対象労働者数は11万1,889人だったそうです。

割増賃金の平均額は1企業当たり950万円、労働者1人当たり 10万円となっており、今まで未払い残業代を貯めてきた企業にとっては深刻な問題になりうる状況だと思います。

とはいえ、一部の大企業が多くを締めており、1,000万円以上支払ったのは162企業で全体の13.3%、支払われた割増賃金の合計額は85億1,174万円で全体の73.4%となっています。つまり、1割強の企業が全体の70%以上を支払ったということです。


支払い額が多かったトップ3は以下の通りです。
1位 12億4,206万円(飲食点)
2位 11億561万円(銀行・信託業)
3位 5億3,913万円」(病院)


厚生労働省:平成21年度 賃金不払残業(サービス残業)是正の結果まとめ-監督指導により支払われた割増賃金の合計額は約116億円-
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000000ufxb.html

“未払い残業”の争いが増える、3つの理由 : SIerブログ
http://sier.2chblog.jp/archives/1306813.html



前年度よりも減少しているのが気になります。不景気になるにつれて本来増えていくのが自然なような気がするのですが。



# by zangyoudai | 2010-12-26 15:11

サービス残業してきた分の未払いとなっている給料を取り戻すためのブログ
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